【節税!?】リセールの際のご注意。税金のお話。

車には、税金がたくさん。

お車をご購入頂く際には、
・消費税
・自動車税種別割
・自動車税環境性能割
・自動車重量税
などがかかっています。

購入時に税金がかかるのは分かっていても、売却時は?
という事で、個人編とともに、
節税になっちゃう法人様編の2つで掲載いたします。

【個人編】売却時にかかっちゃう税金なんてあるの!?!

一般の個人の方、普通はかかりません。
「購入価格450万円」⇒「売却価格300万円」
だって。使ってるし、150万円減ってるし。

でも、
Q.「購入価格450万円」⇒「売却価格600万円」の場合には?
A.「譲渡所得」として課税されます。

でも純粋に差額の150万円が課税所得にはなりません。
特別控除が50万円なので、
かなりざっくりとですが、100万円が課税対象。※

なので、「あれ私って大丈夫!?」という方。50万円以下なら大丈夫。
あんまりないケースであると言えますが、
過去には何度もあったバブルの時は、課税のお話もさせて頂きました。
ご注意を頂ければと思います。

参考:[国税庁]譲渡所得の計算のしかた
※詳細は、税理士様にご相談ください。

【法人編】個人事業主、法人の場合にはそもそもがちょっと違います。

法人の方、個人事業主の方。事業に使う車は、経費になります。
先ほどの税金に加え、
「燃料代」「駐車場代」「修理代」が経費として計上する事が出来ます。

そして、事業主の方はご存じですが、
車の購入価格が先のケースで、450万円でも条件によって経費で落とせる金額が変わります。

事業に使う車だと、ちょっと複雑。

「今季ずいぶん儲かっちゃったから、決算前に車を買いたい」と仰るお客様もいらっしゃるので、
ご注意喚起とともに、掲載。

先の例と同じく、新車を450万円で普通の乗用車をご購入頂いた場合には、こんな感じ。
諸費用(税金、登録代、ディーラーオプション代)等、例えば30万円は経費。
残り420万円は、1年で経費にできず、新車/乗用車の場合、6年で償却になるケースが多いです。※


※上記12ヵ月決算の場合。

参考:[国税庁]減価償却のあらまし
※詳細は、税理士様にご相談ください。

先のイラストでポイントを掲載したので。ご注意いただきたいのは、下記。
・いきなり全額経費に出来ない
新車の場合には、乗用で6年。なので、儲かったからといって1年では経費に出来ません。
中古車の場合には、経過年数で変わります。

・契約日から償却出来ない
2020年1月に契約しても、1年分の償却が出来ない。
登録日で変わるのがポイントです。

・償却年数が過ぎると簿価は1円になる
掲載は0万円ですが、実際は1円。
会社の中の資産価値としては1円になっちゃいます。

・登録が個人で、使用するのが法人のケースは注意
任意保険は個人で入ってて、車庫も個人だから個人で登録!という場合には、
法人へ貸し付け(リース)する事も可能です。税理士等、ご相談ください。

【法人、個人事業主編】売却時にかかっちゃう税金

さて。いったん減価償却のお話をいたしましたので。
売却時にかかるのは、
単純に「簿価」と「売却額」の差額になります。

先の例で、4年経過の期末決算で、
簿価175万円、売却額300万円なら、125万円が利益となり、
その年の法人税として、利益が上がれば課税対象となります。
例えば、6年経過後、1円になってから、売却すれば、結構な利益に。

長くかかりますが、経費で落とせるという事で、
特に弊社ご購入の方でも、
リセール重視で、法人のお客様が大変多いです。

ズルい節税

よく「節税で高級スポーツカーを買う」なんてお話がございます。
なぜ高級スポーツカーが会社で必要があるのか、税務署に認められるかはさておき、
「なぜ節税になるか」ですが。

6年経過後の中古車の場合、1年で経費で落とせます。
その為、例えば、600万円の34GT-Rなら、認められればそのまま経費。
利益の上がっている会社なら、税金が減ってGT-Rは残ります。

しかも翌年は1円。ズルい方だとそれを社長が安値で買ったりしちゃいます。
個人なら頑張って34GT-Rを買う人が、
法人オーナー社長だと、
会社経費で600万円落としちゃって、個人は1円で買うとかが出来ちゃいます。。。

実際には税務署にも問い合わせされるので、
税理士さんにご相談頂ければと思いますが、
(本当にスポーツカーが会社で必要か、あるいはなんですぐ売ったか等)

普通に450万円でアルファードを購入して、経費で簿価を安くして、
安くなったものを個人に売却して、個人が売るなんてのはたくさんお聞きします。

そんな方は、リセール重視で弊社にて、
低金利ローンや、リセール有利の車種、グレード、オプションをお選びだったりします。
ご要望の際には、ご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

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