緊急事態宣言解除から最近の買取価格事情(高年式/低走行/国内小売り向け車両の場合。)

国内小売り向け車両は品薄。商用車はまちまち。海外向けは停滞。

サンコーオートでは、
・中古車買取(国内ユーザー様、国内リース会社様)
・新車販売(国内ユーザー様)
・中古車販売(海外バイヤー様、国内ユーザー様、国内中古車業者様)
や、業者間オークションなどでの売買を行っております。

今回のコロナショックなどが無ければ、とってもシンプルなお話で。
中古車買取価格<オークション価格<中古車販売価格<新車価格
となります。

オークションに車がたくさん出ていれば、中古車買取を無理にする必要はないし、
オークションよりも中古車販売価格が安い事もないし、
新車価格より、中古車販売価格が高いなんても事もありません。

今回は、車種によって異なりますが、
海外向け車両ではなく、あくまで「高年式/低走行/国内小売り向け車両」にフォーカスして、
お話を書かせて頂きます。

東日本大震災の時には、状況が一変。

新車価格<中古車買取価格<オークション価格<中古車販売価格
新車が工場停止の為、中古車の方が高いという不可思議な現象が起きてしまいました。

新車販売という供給がストップする事と、
流されてしまい、インフラとして車が必要という需要が大きく上回りました。

今回のコロナでは「緊急事態宣言」で恐ろしい事に。

以前サンコーオートのBLOGで書かせて頂いたのですが、
緊急事態宣言下で、中古車の投げ売りが始まりました。

需要が減り、供給が異常に増える事態。
新車が届く方も、心配だから先に中古車を手放したり、
お金が必要で売却してしまったり、
あるいは企業がリース車両を減らしたりと、供給が増えました。
弊社でも駐車場が満杯になるまで仕入を行いました。

さて。そうなりますと、
オークション価格が下がる事で、買取価格が下がり、
オークション価格が下がる事で、
回転率の悪くなった中古車屋さんが中古車販売価格を下げざるを得ない。
という事で、連動して毎日じりじり下がってまいりました。
中古車買取価格<オークション価格<中古車販売価格<<<新車価格

「緊急事態宣言」解除で風向きが一変。

「緊急事態宣言」解除とともに、水害が起こり、
需要が急回復とはいかないものの、回復基調になりました。
何が起きたか。

新車が届く方も、心配だから先に中古車を手放した方、
お金が必要で売却してしまった方、
あるいは企業でリース車両を減らした方。
もう売る車は有りません。いわゆる供給の先食いの状況。

そして、6月7月はまだ新車生産は稼働が100%には戻らない状況。
でも。需要は回復基調。

さっきの逆パターンになりました。
でも。中古車販売価格は急に上げる事は難しい。

という事で、車両によって、
中古車販売価格<中古車買取価格<オークション価格
だったり、場合によっては、
中古車販売価格<オークション価格<中古車買取価格
なんて不思議な事態も出てきております。

何年に一度しかない事態ですが。まだまだ動きが分かりません。

政府が緊急事態宣言を再度するおつもりが無いので、
まだ買取金額のご提示を安心して出来る状況ではありますが、
極端な話。
「明日からロックダウン!」
なんてなったら、また中古車価格も急落をいたします。(そうなったら経済が持たないですが。)

今回は、「高年式/低走行/国内小売り向け車両」でした。
日本は第二波と言われながら、お盆前までは中古車買取価格は、
需要回復と供給減から活況の状況。
ただ、本格回復ではなく、海外はまだまだな状況です。

また、「ギリシャなどは既に経済破綻しているんじゃないか。」という
金融不安も残っており、まだまだ不透明な状況。。。
引き続き、現状の状況を書かせて頂きますので、何卒よろしくお願いいたします。

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