フルモデルチェンジ前リセール検証 アクア

フルモデルチェンジを終えた今。リセールはどう変わった。

アルファードやハリアー、プラドと異なり、ほぼ国内需要に支えられているアクア。
基本的には、海外需要と異なり、国内需要向けは緩やかな下落となる事が多いのですが、
改めて、フルモデルチェンジ後のリセールを検証。

●後期GRスポーツ 新車定価235万円前後
2~3年経過、1~3万km
2021/4 160~200万円程度 → 2021/8 150~170万円程度
2021/4 残価率68~85% → 2021/8 残価率63~72%

●後期Sスタイルブラック 新車定価200万円前後
2~3年経過、1~3万km
2021/4 110~140万円程度 → 2021/8 100~130万円程度
2021/4 残価率55~70% → 2021/8 残価率50~65%

●中期G’s 新車定価230万円前後
2021/4 4~5年経過、3~5万km
100~120万円程度 → 2021/8 100~120万円程度
2021/4 残価率43~52% → 2021/8 変わらず

●中期S 新車定価190万円前後
2021/4 4~5年経過、3~5万km
80~105万円程度 → 2021/8 80~105万円程度
2021/4 残価率42~55% → 2021/8 変わらず

高年式は残価率が悪くなり、低年式はあまり変わらず。

新車に近い車両であればあるほど、「それだったら新車を買いたい」というお客様が多く、
古く安い車両であればあるほど、「新車は勿体ない」というお客様が多いのではないか。
そんな相場の変動でございます。

中古車販売をさせて頂いていると、150万円迄。100万円迄。80万円迄。
とご予算でお探しの方も多く、新車が選択肢にない方もいらっしゃいます。
特に中古車でも年式が古い車両が落ちづらいひとつの要因かもしれません。

ただ、ここから先、下取り車として、
市場供給が多くなってくるとゆっくり下落。何てこともございます。
国内需要向けの車両がモデル末期になると同じような流れになりますので、
ご参考にして頂ければ幸いです。

~下記、2021/4のBLOGです。~
フルモデルチェンジ前なので、リセール検証。

フルモデルチェンジ後、小型ハイブリッドのTOPを走ったアクア。
スリランカ向けに一時期、新車価格を上回る中古車価格となった時期もありましたが、
関税変更で、高年式は国内相場。
年式経過をして、過走行(いわゆる走行距離が多い)のお車は海外相場。
などすみ分けがされている印象。

簡単なフルモデルチェンジ遍歴

2011.12 フルモデルチェンジ/前期
2013.12 G’s追加
2014.12 マイナーチェンジ/中期(3年)
2017.6 マイナーチェンジ/後期(5.5年)
2017.11 GRスポーツ追加
2021.6 フルモデルチェンジ(9.5年)
前期、中期、後期と、合計9.5年でのフルモデルチェンジを迎えます。

リセール検証。

新車定価、業者オークションでの売買価格を掲載しておりますので、
実際に購入するときには、諸費用や値引きがございますが、
目安として、今回は簡単に計算をしております。

●後期GRスポーツ 新車定価235万円前後
2~3年経過、1~3万km 160~200万円程度
残価率68~85%
●後期Sスタイルブラック 新車定価200万円前後
2~3年経過、1~3万km 110~140万円程度
残価率55~70%
●中期G’s 新車定価230万円前後
4~5年経過、3~5万km 100~120万円程度
残価率43~52%
●中期S 新車定価190万円前後
4~5年経過、3~5万km 80~105万円程度
残価率42~55%

リセール考察。

前期の頃は大変優秀だったアクアですが、モデル末期になるとこの状況。
さすがに9.5年経過しているモデルなので、
ノートやフィットに比べるとまだまだ優秀。

トヨタとしても利益が薄く、開発費用が大変かかった車種でしたが、
結果、ロングスパンでの生産とともに、
別車種への広がりを考えると大変意義のあった車種でございました。

時期アクアは。。。と言いますと、
やはりヤリス、ヤリスクロス、ライズなど、
小型車種が増えてきておりますが、他車種と同様、
出始めの頃は、中古車供給が少ないので納期次第で値段はある程度、安定するものと思います。

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